子供のコミュニケーション能力を向上させる方法は?演じることだった!?

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こんにちは、すみです^^

 

 

子供が少しずつお話するようになってくると、「子供のコミュニケーション能力」について、気になりだしませんか?

 

 

私は、相手に自分の気持ちや考えを言葉にして伝えることがあまり上手にできないので、子供にはコミュニケーション能力をつけてあげたいと思っています。

 

 

先日、劇作家で演出家の平田オリザさんが子供のコミュニケーション能力についてお話しされていたので、興味深く聞いていました。

 

 

これから、子供を育てていく中で意識していきたいと思ったことばかりだったので書き留めたいと思います。

 

 

同じように、子供のコミュニケーション能力について考えているひとに、少しでもお役に立ててればうれしいです。

 

 

 

目次

コミュニケーション能力とは?

 

そもそもコミュニケーション能力とはなんでしょうか?

 

社会生活において、他者と円滑に意思の疎通が行える能力。コミュ力(りょく)。「コミュニケーション能力が高い」

引用元:コトバンク

 

  • 感情を互いに理解しあい、意味を互いに理解しあう能力。感情面に気を配って、意味をわかちあい、信頼関係を築いてゆく能力。[1]
  • 非言語的な要素(相手の表情、眼の動き、沈黙、場の空気など)に十分に注意を払うことで、相手の気持ちを推察する能力(非言語コミュニケーション
  • 上記の非言語的な要素により知った相手の気持ちを尊重して、相手に不快感を与えないタイミングや表現で、自分の感情や意思を相手に伝える能力
  • 意思疎通、協調性、自己表現能力(厚生労働省による就職基礎能力の定義[2]
  • 「論理的コミュニケーション能力」(自己の考えを論理的に明確に、相手に表現する能力)
  • 会話のキャッチボールを上手く行える能力

引用元:ウィキペディア

 

 

言葉でのコミュニケーションだけでなく、相手の表情や沈黙からも相手の気持ちを察することができる・・・・

 

 

コミュニケーション能力ってかなり高度なことなんですね。

 

 

 

子供のコミュニケーション能力は低下しているの?

 

最近、子供のコミュニケーション能力が低下してきたという話は聞いたことはありませんか?

 

 

その背景として、人とコミュニケーションをとる機会が減り、会話によって人と人とのつながりを持つ力が低下してきているのではないかという意見があります。

 

 

でも、平田さんは「子供のコミュニケーション能力は低下していない」と言われていました。

 

 

コミュニケーションをとる機会が減っていること、そして「他者との接触が極端に少ない子供がいる」そうです。

 

 

友達と遊ぶにしても、本当に仲のいい数人と行動したり、周りの大人も子供のことを分かっている人ばかり。

 

 

特にお母さんは、子供が単語で話すだけでも分かってあげてしまい、きちんと文章でしゃべる機会が減り、その力が身につかない子供が出てきているそうです。

 

 

私もつい、子供が話そうとしていると先回りしてしまうことがあるので、

 

  • 子供が話そうとしているときは待つ
  • それでも伝わらないようなら、補足する程度にする

 

 

これを、気をつけたいと思いました。

 

 

また、いつも側にいるお母さんなら子供の表情やしぐさをみるだけで、何を考えているか分かってしまうこともありまよね。

 

 

そんな時でも、実は子供なりの考えがあるので、子供の言葉に耳を傾けて、子供の考えや気持ちを引き出してあげることが大切なんだと感じました。

 

 

 

子供のコミュニケーション能力を向上させる方法は演じること!?

 

平田さんは子供のコミュニケーション能力を育てるために、「演劇づくり」を活用されています。

 

 

ヨーロッパでは広く、教育現場に演劇が用いられているそうです。

 

 

演劇作りを通して、みんなで話し合ってセリフを決めたり、役を演じたりすることのすべてがコミュニケーションのレッスンとなります。

 

 

フィクションで身近な話題だと、みんな楽しんで自分の意見が言えたり、人と違う意見でもそれがまた楽しんで取り組めます。

 

 

こういう経験を積み重ねることで、普段の話し合いにも慣れていくことができる、楽しんで取り組める、いろいろな立場になれるのが演劇の強みだと言われていました。

 

 

 

BARのマスターを演じてみる

 

あるお母さんが子供のコミュニケーション能力を向上させるために、BARのマスターになって子供をお客さんとして迎えるということを行っていました。

 

このBARでのルールは、「大人は聞き役に徹して、子供の意見に決して反論しない」というものです。

 

 

子供の言葉に「なるほどね」「その気持ちわかる」と否定せずに、共感します。

 

 

「どうして?」「なぜ?」と声を掛けて、さらに子供の気持ちや考えを引き出していました。

 

 

安心できる場所、何を言っても大丈夫という環境を作ってあげることで、子供は安心して素直に何でも話してくれるようになったそうです。

 

 

また、お母さんの聞く姿勢を見ていく中で、子供自身も相手の気持ちに寄り添って人の話を聞いてあげられるようになったそうです。

 

 

結果的に聞き上手にもなり、コミュニケーション能力の幅が広がったんですね。

 

 

つい、子供の意見に反論したくなった時は、BARのマスターを演じきって、子供の話を聴いてみるといいかもしれませんね^^

 

 

 

子供のコミュニケーション能力を向上させるために親ができること

 

平田さんは、「本当に求められているコミュニケーション能力って何?」と聞かれても、実は誰もよく分かっていないと言われていました。

 

 

大人がよく分からないのだから、子供は混乱してしまっているのです。

 

 

「自分の意見をちゃんといいなさい」と言うのに、きちんと言うと目立って日本ではいじめにあう。

 

 

いじめにあって先生に相談すると「おまえ、ちょっと空気読めよ」と言われてしまう。

 

 

子供は「じゃあ、どっちなの?」となって、最終的には「何にも言わないほうが楽だ」となってしまう。

 

 

コミュニケーション能力は「自己主張」「空気を読む能力」という、2つの矛盾を抱えているんです。

 

 

その矛盾していることを、いったん受け入れて自覚しながら、ちゃんと「自己主張」「空気を読む能力」を切り替えられる子供を育てていくことが大切なのではないかと言われていました。

 

 

まずは、大人がコミュニケーション能力についてどう考えるかという事をしっかり持ったうえで、子供に伝えてあげることが必要で、一貫した態度をとっていくことが大切なのかなと思いました。

 

 

 

まとめ

 

「そもそも人は分かりあえないもの」

 

 

それを少しずつ分かりあっていこうというふうに考えると、肩の力が入らずコミュニケーションが少し楽になるのではないでしょうか。

 

 

伝わらない+ちょっとでも伝わる

 

 

これがセットになってコミュニケーション能力は育っていきます。

 

 

できなくても、落ち込んだり責めたりせずに、「できなくて当たり前」「分かりあえなくて当然」というところからスタートするといいのかもしれませんね。

 

 

コミュニケーション能力は、失敗や成功を積み重ねてゆっくり育てていくものなんですね。

 

 

 

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