結婚を機に島暮らしをすることになった私。
友人からはよく決心したね~と感心されます。
自分でもよく決心したなと思います(笑)
全然不安がなかったわけではありません。
むしろ不安のほうが大きかった。
なんせ、今まで離島になんて住んだことないし、どんな生活になるのか想像もつかない。
そんな私がどうやってそんな不安を吹き飛ばし生活するようになったか、島暮らしあるある(笑)を交えてお話ししたいと思います。
目次
初日からびっくり
引っ越ししてきたその日、インターホンも鳴らずに急に玄関の扉が開いてびっくり!
普通はインターホンが鳴りますよね。
「今、確かに鳴らなかったよね・・・そして先に玄関開けちゃうんだ・・・」
近所の人があいさつ代わりに鯛を持ってきてれたんです。
うれしいけど、鯛は美味しかったけど、「インターホン鳴らそうよ」と私の頭の中はそればかり。
その後も、インターホンを鳴らしてもこちらが出る前に玄関が開いてしまうことがあたり前のようにありました。
仮に玄関の鍵が閉まっていても、ガチャガチャと開けようとすることも。
今まで、家に帰ったらすぐに玄関のカギを閉めているのが習慣だったし、誰かの家を訪ねても相手が扉を開けるのを待っているのがあたり前だったのに・・・。
でも、島では玄関の鍵をあっけぱなしで、訪ねるときは声を掛けるのと同時に扉をあけるのがあたり前。
初めは、「なんで~開けちゃうかな~」と困惑していました。
でも、今では慣れてしまいました(笑)
変化は気持ちだけではありません。
今まで部屋着はどうでもいいものを着ていて、全く気を使っていませんでした。
めったに訪問者はいないし、休みの日は出掛ける用事がなければすっぴんで一日過ごしていました。
それが今では部屋着はちゃんと気を使うようになりました。
そのまま近所に行けるくらいですが。
だって玄関の扉がいつ開くかわかりませんからね(笑)
いやいや、はじめからちゃんとしようよっていう方もいるかもしれませんが、ずぼらな私にしては大きな成長です^^
ちょっとは女子力あがったかな~。
24時間営業って当たり前でしょ
夜中に小腹が空いたら、ちょっとコンビニに行ってお菓子を買ったりしませんか?
私は仕事で帰りが遅くなった時には、お弁当屋さんでお弁当を買っていました。
24時間営業のコンビニや遅くまでお店が開いているのって、今までの生活ではあたり前でした。
それが、島暮らしを始めたら、お店は一軒だけ。
しかも、営業時間は9時半から17時半まで。
日曜日や祝日は定休日で、お盆や年末年始は長期のお休みに入る。
いやいや、そんなに休まれたら買い物どうすればいいの~、年末年始って一番買い物するでしょ~(汗)
心の中で思わず叫んでいました(笑)
でも、これも慣れてしまいました。
今は便利な世の中。
買い物する手段はいろいろあります。
日用品や保存のきく食品(缶詰やレトルト食品など)はネットで注文すると離島でも送ってくれます。
大型家具や家電なんかもね。
ただ、一つ残念なのは生鮮食品は送ってくれません。
(腐っちゃうのが心配なのかしら、私もネットスーパー使ってみたいっ)
だから自然と、計画的に買い物をするようになりました。
以前は何となく買い物に行って、買い忘れも多かったんです。
今ではちゃんとメモを取って、献立を考えて、食品も無駄なく使いきるようになりました。
お味噌きらしちゃったといっても、店が閉まって買えないし、物価も少々高めなので、無駄にはできません。
そしてもう一つ。
料理が苦手な私は、できるだけ作りたくない。
疲れている時なんか、お弁当で済ませたい。
でも、惣菜は売っていないし、お弁当屋さんもない。
もちろん外食できる飲食店もない。
だから、必然的に料理する機会が増えました。
うん、作るしかないからね!
料理の腕が上がったか、さだかではないですが・・・少しは上達したと思いたい(笑)
あっ、自動販売機だけは24時間営業です^^
交通手段は渡船のみ
皆さん、天気予報は見ますよね?
明日洗濯物を外に干せるかな~とか、週末ドライブに行くけど晴れるかな~とか。
私の場合は、もっと真剣に(笑)見てるんです。風速や波の高さまで!
だって、渡船が出るかどうかにかかわるから。
自転車、バイク、車、バス、タクシー、電車、飛行機などなど。
交通手段はいろいろあるけど、私の住んでいる離島の交通手段は渡船のみなんです。
だから、悪天候で渡船が出ないのは、家から一歩も出られないのと同じ。
予定があってもキャンセルせざる負えないし、仕事も休まないといけない。
しかも渡船が止るのは急なので、予定も仕事もドタキャンになってしまう。
このことが私を一番悩ませました。
でも、人ってなんとか解決しようとします。
早めに予定を組んだり、天気予報をみながら修正するようになりました。
(毎年真っ白だった手帳をちゃんと使うようになりました)
もう一つの変化は、交通手段が渡船しかなくなったことで、働き方の考えが大きく変わりました。
通勤してどこかの会社に勤めることがあたり前だと思っていたけど、働き方はそれだけじゃなくていろいろな方法があるってことを知ることができました。
そして、今はこうやってブログを書いています。
離島に住む前の私には考えられないことです。
私が新しい環境に飛び込んで思ったこと
私は、どちらかというとネガティブに物事をとらえがちでした。
でも、一見ネガティブなことも違った見方をすると、ポジティブにもとらえることができたんです。
そうすると、不安な気持ちや怒りがなくなって、自分の気持ちが軽くなりました。
新しい環境に飛び込むと、今までのようにはいかないことが必ず出てきます。
あたり前だと思っていたことが、あたり前じゃなくなります。
そんなとき、できない理由をあげるんじゃなくて「じゃあ、どうやったらできるかな」と考えることで、人って成長できるんだと思いました。
それに、あたり前じゃなくなるって、自分の知らない新しい世界を知ることができます。
ちょっと、ワクワクします^^
だから、新しい環境に不安を抱いている人や今の環境に不満がある人は、少しだけ見方を変えてみませんか?
不安が軽くなったり、新しい発見があるかもしれませんよ。
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